このブログでは、アラフォーでセミリタイア(サイドFIRE)した私が、どのように資産形成をしたのか?を中心に、お金の心配をせずゆるくふんわり生きていく方法を発信しています。
- Udemy講師に興味がある方、なりたい方
- 講座制作に必要なソフトウェアや機材を知りたい方
- ベストセラー講師が使用しているソフトウェアや機材を知りたい方
なお、他のプラットフォームではなく、Udemyをオススメする理由を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
Udemyのオンライン講座制作に必要なソフトウェアや機材について
このサイトでは、初心者講師がUdemyの講座を開講できるまでをステップで解説しています。今日は8つめのステップ「オンライン講座を制作する際に必要な、ソフトウェアや機材について」です。
私は、2019年からUdemyでオンライン講座を開講しており、合計で8つの講座を開講しています。2024年現在、ベストセラー講師の1人で、12000人以上の方に受講していただいています。
私のUdemyの講師としての実績を確認したい方はこちら。
オンライン講座制作は、まずミニマムでスタートしましょう

オンライン講座を制作する際に使用する、ソフトウェアや機材について解説しますが、1つ大切なことを最初にお話しします。
オンライン講座を作ってみようと決意すると、いろいろと最新の機器を揃えたくなるかと思います。
ですが、
最初は必要最低限、ミニマムでスタートしましょう。
いきなり高級なカメラなどを買い揃えるのは、得策ではありません。もし本当に必要であれば、必要になってから買い足しましょう。
スタート時は、最低限のクオリティーをクリアできる機材やソフトがあれば十分です。
講座制作に必要なソフトウェアや機材について

それぞれの講座形式で、必要な機材やソフトウェアは、以下の通りです。
とはいってもいきなり全てを揃える必要はありません。
顔出しなし形式 | 講義&トーク形式 | |
1. プレゼンテーションソフト(PowerPointなど) | 必要 | 形式によっては必要 |
2. 動画制作ソフト(Premiere Proなど) | 必要 | 必要 |
3. マイク | 必要 | 必要 |
4. マイクスタンド | 必要 | 必要(ピンマイクの場合不要) |
5. ポップガード | あると好ましい | 形式によっては必要 |
6. 部屋の反響を抑えるもの | あると好ましい | 形式によっては必要 |
7. カメラなどビデオ撮影機材 | 形式によっては必要 | 必要 |
8. カメラを固定するための三脚 | 形式によっては必要 | 必要 |
9. 照明 | 形式によっては必要 | 必要 |
まずは、スライド形式、トーク&講義形式に関係なく、すべての講座制作で必要なソフトウェアや機材についてお話しします。
なお、この記事でご紹介しているアイテムは、こちらのリンクにもまとめてあります。
1. プレゼンテーションソフト
事前に制作した台本に合わせて、プレゼンテーション資料を制作していきます。
- PowerPoint(Windows, Mac)
- Keynote(Mac純正)
- Googleスライド(Windows, Mac)
- Canva(Windows, Mac、オンライン上で編集)
PowerPointやKeynoteではアニメーションも設定可能ですので、ある程度の動きのある講座資料も制作可能です。
またPowerPointを持っていない場合は、Googleスライドを使うのも良いでしょう。無料で使えます。
副業するなら、Canvaは必須アイテム
Canvaは、オンライン上でポスターやサムネイル、スライドなどを作成することができるウェブサイトです。アプリもあります。
Canvaには、おしゃれなテンプレートが多数あるため、それを使うだけで、簡単にすてきなスライドを作ることができます。
デザインの専門家以外は、細かいデザインに長時間使うのはもったいないです。
Canvaを使って、自分の講座に合ったデザインを、素早く決めてしまいましょう。プロが作ったおしゃれなテンプレートを使うことで、大幅に時間を短縮できます。
スライド方式で資料を作成する場合は、「プレゼンテーション」からテンプレートを選択するだけで、簡単におしゃれなスライドのデザインを決めることができます。
Canvaでは、PowerPoint形式でデザインをダウンロードすることも可能ですので、オフラインで制作したい場合はダウンロードして作り込んでいきましょう。
なお、Canvaは有料会員になると使用できるテンプレートやフォント、画像の数が大幅に増えます。
ただ、無料会員でもかなり豊富なテンプレートを使用することができます。
Canvaはまず無料会員で登録し、足りなければ有料会員にアップグレードするのが良いでしょう。(私はCanvaのヘビーユーザーなので、有料会員になっています。ちなみに会員費用は、月額での支払いよりも、1年分を一括で支払った方が安いです。)
2. 動画作成ソフト
講座内容を解説したプレゼンソフトのデータと、解説のトーク音源を結合し、1つの動画ファイルにするためには、動画作成ソフトが必要です。
- Adobe Premiere Pro(Windows、Mac、月額課金)
- Final Cut Pro X(Macのみ)
- OpenShot(Windows, Mac, Linux、無料ソフト)
代表的なものはAdobe Premiere ProやFinal Cut Pro Xですが、OpenShotなど無料のソフトウェアや安価なものもあります。
予算が少ない方は無料や安価なものからスタートするのもよいでしょう。
ただ、やはり有料のソフトの方が機能も多く、またその知識が動画作成の副業などにも応用可能のため、予算に余裕があれば、最初からPremiere ProやFinal Cut Pro Xでスタートする方がおすすめです。
なお、各ソフトの料金形態や使えるOSなどは違いがありますので、自分に合ったソフトを選択しましょう。
Adobe Premiere Proは月額課金制です。極端なことを言うと、一度も使わなかった月でも月額使用料がかかります。
しかしWindowsでもMacでもどちらでも使えますし、プロの人でも使っている方が多いので、汎用性は高く、かっこいいテンプレートなどもたくさんあります。
MotionElementsやMotion Arrayなどのテンプレートの販売サイトもあり、そういったものを活用することで、おしゃれで洗練されたビデオを制作することも可能です。
Final Cut Pro XはApple純正の動画編集ソフトなので、Macユーザーにはとても使いやすいソフトです。
もちろんWindowsユーザーは使えません。
買い切りのソフトなので一旦購入すればその後は費用はかかりません。
ソフトウェアそれぞれの使い方は「Premiere Pro 初心者 使い方」などで検索すると、たくさん解説のウェブサイトや動画がでてきます。(そのため、この本の中では割愛します。)
ソフトウェアの使い方講座のように、パソコンの画面を直接録画し、そこにアフレコをすることで講座として仕上げることもできます。
このような「画面録画形式(画面キャプチャー形式)」では、こういったソフトウェアを使うと作業がスムーズに進みます。
無料のソフトウェアがありますので、まずは無料のもので良いと思います。
スクリーンキャプチャーソフト
Game bar(Windows)
Quick time player(Mac)
3. 音声収録用のマイク、マイクスタンド
講座内容を解説するためには、ある程度の高音質で録音できるマイクが必要です。
Udemyでは、ナレーション音声に関して審査があります。
パソコンにもともとついているマイクなどでは雑音が多く、音声も審査に合格できるクオリティではありません。
必要なマイクは講座の内容によっても変わってきます。
例えば音楽系の講座のように音質自体に高いクオリティを求められる講座と、音声がクリア聞きやすい声で収録できれば合格点の、いわゆる一般的な講座では、必要なマイクが変わります。
ここではいわゆる、一般的なオンライン講座にお勧めの、ナレーション収録用マイクをご紹介します。
ナレーション収録用マイクであれば、USB接続のマイクがおすすめ。
通常、音声をパソコンで録音する場合は、オーディオインターフェースと呼ばれる専用の音響機器が必要です。
しかし、皆さんにお勧めするのは、
特別な音響機器が必要のない「USB接続のマイク」です。
USB接続のマイクであれば、パソコンにそのまま、付属のケーブルを接続し、Premiere ProやFinal cut pro Xなどの動画作成ソフトのアフレコ機能で、簡単にナレーションを録音できます。
Final cut pro Xはアフレコ機能、Premiere Proはボイスオーバー機能を使って録音可能です。
予算があれば、最初からコンデンサーマイクの購入がおすすめ。
マイクには、
- ダイナミックマイク と
- コンデンサーマイク の2つの種類があります。
マイクに関する細かい解説はここでは省きますが、コンデンサーマイクはダイナミックマイクに比べ、より繊細で細かいニュアンスを収録できます。
しかし、価格帯はダイナミックマイクに比べて高くなります。
そのため、予算に余裕のある方だけ、コンデンサーマイクを選ばれるのをお勧めします。
講義形式を織り交ぜた構成の場合は、ピンマイクを検討しても良いでしょう。ピンマイクの場合は衣ずれなどの雑音に気をつけましょう。
おすすめマイク
ここでオススメのマイクをいくつかご紹介いたします。

老舗のマイクメーカーが作っているだけあり、手軽に高音質で収録できるUSB接続のコンデンサーマイクです。
接続ケーブルを準備すればiPhoneなどとも接続可能ですし、コストパフォーマンスに優れているマイクです。
指向性(マイクが音を拾う向き)もワンタッチで変えられるのもグッドポイントです。

実際に私も使用していますが、これは購入してよかったと思える商品です。
ナレーションの録音、オンラインレッスン時など、かなり活用しています。
簡単にUSBで接続でき、音質も良いコンデンサーマイクです。
また、サイズもいわゆる普通のマイクとほぼ同じで、保管にも場所を取りません。
音楽系の講座の場合は、音源制作ソフトも併せて使用しましょう。
なお、より高音質で音声を収録したい場合や音楽系の講座など、高音質を求められるような講座の場合は、アフレコ機能のみでは不十分な場合もあります。
その場合は、Logic ProやStudio Oneなど音源制作に特化したソフトを使うと、より高音質で録音することが可能になります。
トーク&実演形式の場合は、これらの機材も必要です。
トーク&実演形式はスライド形式に比べ、負担が増えます。
- カメラの前に立つことへの慣れ
- 必要な機材の準備 など
初心者向きではありません。
とはいえ、やはり講師の顔を実際に見ながら解説を聞くというのは、わかりやすく支持される面もあります。
なお、トーク&実演形式の場合は、前述の機材やソフトウェアに追加して、下記のような機器を準備する必要があります。1つずつ確認していきましょう。
1. 撮影機材(カメラ、スマートフォンも可能)
高級なカメラを準備する必要はありませんが、最低限、顔や動作が鮮明に映るようなカメラを準備しましょう。
自分ひとりで撮影する場合は、モニターで自分の様子を確認しながら撮影できるカメラがおすすめです。
音声も撮影と同時に収録する場合は、マイク端子がついているカメラがおすすめです。
マイク端子がついているカメラであれば、ピンマイクなどをつないで動画と音声を一度に収録できますので、編集の手間を減らすことができます。
もしも、カメラを購入する余裕のない方は、まずはスマートフォンでスタートすることもよいでしょう。

YouTuberなどがよく使っている機種です。
私も使用していますが、ピントが合うのがとても早く、カメラの知識がなくても簡単に撮影を始めることができます。
全体的に色合いが明るく撮れますし、また美肌モードなどを活用すると、より印象良く撮影できます。

とても小さなボディのカメラですが、とても鮮やかに撮影でき、料理講座などには特におすすめです。
つけるレンズによって背景のボケなども演出しやすく、カメラの知識がない方でも使いやすいカメラです。
少し前の機種にはなりますが、私もYouTube動画などの撮影に活用しています。
まずは、スマートフォンでスタートするのも良いと思います。
iPhoneをはじめ、最近のスマートフォンのカメラは性能もよく、そのまま撮影機材としても使用可能です。
いきなり高額なカメラを買うよりも、ある程度収益が上がってから、その収益でカメラを購入し講座をさらにレベルアップさせていくという流れの方が、ハードルも低いですし、良い講座を作るモチベーションにもなりますので、おすすめです。
2. カメラを固定する、三脚やスタビライザー
高画質な映像ももちろん大切なのですが、それ以上に大切なのが、安定したアングルで撮影されている映像です。
手ブレなどがある映像は見づらく、オンライン講義には向きません。
安定した映像を撮影するために、必ず三脚を使いましょう。今はカメラ用の三脚だけでなく、スマートフォン用の三脚も売っています。安定したアングルで撮影できるような環境を整えましょう。
スマートフォンでの撮影の場合、自撮り棒などでも代用可能ですが、格安なものは、安定性が悪い製品もありますので、注意が必要です。
また、あくまでオプションにはなりますが、動きのある映像を撮影する場合は、カメラ用のスタビライザーを使うことも検討するとよいでしょう。
カメラ用のスタビライザーとは、動画撮影時に発生する手ブレを抑えることができるカメラアクセサリーのことです。
滑らかな映像を撮りたい場合は、スタビライザーを活用すると、クオリティが抜群に良くなります。
街歩きのテレビ番組などの滑らかな映像を思い浮かべていただくと、分かりやすいと思います。
腕や体の揺れが、撮影時に振動としてカメラに伝わることで起きる手ブレは、どれだけ気を付けていても必ず発生してしまいます。
しかしカメラ用スタビライザーがあれば、手ブレの軽減が可能です。
プロ用の高価な撮影機材を使わなくても、まるでプロが撮影したようなとても滑らかな映像を手軽に撮影することができます。
上2つは、いわゆる正統派の三脚で、安定性もよいです。どちらも比較的軽めのコンデジやマイクロ一眼などのカメラにぴったりです。
3つ目のNeewerの三脚はアームの角度をさまざまに変えることができ、真上からの撮影や低いところからの撮影など、多彩なアングルで設置できます。
料理講座など、真上から撮影したい場合などにおすすめです。
たとえば、旅行系の講座の街歩きの様子、神社仏閣や美術品の撮影、手芸の作品など、定点ではなく動きのある映像が効果的な場合は、スタビライザーを使ってみるとよいでしょう。
(私が使用しているのは、現行のひとつ前のOM4ですが)、DJIのスタビライザーはスマートフォンとペアリングするだけで、とても簡単にスマートフォンでなめらかな映像を撮影できます。(DJIの専用アプリあり。)機体のサイズも小さくお勧めです。
3. 照明
顔出しをせずスライドで講義を進めていく場合は、必要ありませんが、カメラの前で講義を進めていく形式を考えている場合は、部屋の明るさもとても重要です。
昼間であれば、自然光を取り入れるのが色合いも柔らかく、一番きれいですが、なかなか同じ明るさでずっと収録するのは難しいです。
講義形式で講座を制作する場合は、照明を準備した方が良いでしょう。
蛍光灯はフリッカー現象といって、動画を撮ったときに映像のちらつきがでてしまうことがあります。
カメラによってはフリッカー抑制機能があるものもありますが、まずはテスト動画を撮影し、その動画をパソコンなどの大きな画面で確認してから、本格的な撮影に入るようにしましょう。
Neewer 2パック 調光可能な二色480 LEDビデオライトとスタンドライティングキット
左右から後ろの影を消すように照らすととても綺麗に撮影できます。
また、白っぽいライトと黄色っぽいライトを調整することができるので、環境に応じて色合いを選ぶことも可能です。
これ以外にもNeewerのライトは様々なタイプがあるので、予算に合わせて選ぶことも可能です。
上記のNeewerよりもお手軽なライトです。
リングライトが2つついているものになるので、背景の影を飛ばしたりするためというよりは、被写体のライティングとして使用するのが良いと思います。
USBで給電できるため机の上に気軽に置いて撮影できますし、上半身だけ顔出しをして解説をする動画などには、顔の明るさを出せ、ピッタリです。
服装で印象が大きく変わります。
ビデオ収録時は、明るい色の服を身につけた方が映像の仕上がりが綺麗です。
フォーマルにする必要はありませんが、自分をよりすてきに魅せることができる色合いのトップスを選びましょう。
また、背景が白の場合、白系のトップスだと、画面の印象がボケてしまうので気をつけてください。
背景も上手に使いましょう。
白い壁の前で講義を収録すると、空いている部分をホワイトボードのように使うことも可能です。
その他、画像や映像と講師の映像を合成したい場合は、グリーンバックと呼ばれるクロマキー用の背景紙や布が売っています。
そういったものを取り入れるのも1つのアイ ディアとして良いと思います。
ソフトウェア、撮影&録音機材に関するQ&A

1. 撮影や音響機材は何も持っていませんが、まずは何から購入したら良いですか?
音声のクオリティーはオンライン講座、特にUdemyではとても重視されます。
カメラは、スライド方式であれば必要ない場合もありますし、スマートフォンで代用できる場合もありますが、録音用のマイクは早い段階で準備をした方がよいでしょう。
2. スマートフォンで撮った映像でも大丈夫ですか?
高額なカメラを買う前に、まずはスマートフォンのカメラを使ってみて、足りなければ購入するという流れがよいと思います。
3. 無料のソフトウェアでも大丈夫ですか?
映像制作のソフトウェアで有名なものは、Adobe Premiere ProやFinal Cut Pro Xが有名です。これらは有料のソフトウェアになりますが、予算がない場合は無料のソフトウェアからスタートすることも可能です。
ただ、やはり全てを無料のソフトウェアで乗り切るというのは、正直なところなかなか難しいかもしれません。
どのソフトウェアも無料版は機能が限られていたりすることが多いです。
もしも機能が足りないと感じた場合は、有料ソフトウェアに乗り換えた方がよいでしょう。
Udemyのオンライン講座制作に必要なソフトウェアや機材について

いかがでしたか?
まずは小さく始めることがとっても大切です。
次はステップ9「オンライン講座のデータを制作する時に、気を付けること」です。